WinAutomationとは?
WinAutomationはRPA製品の一つです。(RPAという言葉の意味の説明は他に譲ります)
Softomotive社によって開発され2008年にローンチされました。ローンチ以降幾度もアップデートを繰り返し、2019年9月にリリースされたバージョン9が現在の最新バージョンです。
その後、2020年5月にSoftomotive社がMicrosoftに買収されました。
それにより元々低価格だったライセンス料金がさらにディスカウントされ、より導入しやすくなりました。
RPA? RDA?
WinAutomationはデスクトップPCにインストールして使う、いわゆるRDA(Robotic Desktop Automation)です。
そのためPCさえあればインストールして誰でも使い始めることができます。
※使用できるOSはWindowsのみです。Mac、Linuxでは使うことができません。
「RDAだと導入ユーザ、部署が増えた場合に困るのではないか?」というお声をいただくことがありますが、WinAutomationからサーバ型であるRPA製品「Process Robot」に簡単に移行することができます。
その際、WinAutomationで作ったロボットをそのまま持っていくことができるため、移行のコスト・リスクを抑えることができます。
ターゲット企業
WinAutomationはその使いやすさ、コストパフォーマンスの高さから中堅・中小企業のためあるといっても過言ではないでしょう。実際に日本を含め世界中の多くの導入企業が中堅・中小企業です。
しかし大企業に向いていないかというとそんなことはありません。実際に数千のロボットを稼働させている大企業もあります。
得意な業種・業務
WinAutomationは基本的にあらゆるシステム・業務を自動化することができます。
そのため電子データを扱う業界であれば全て得意と言えます。
最近はAI-OCRとの連携も増えてきており、間接的に紙媒体を扱う業界も視野に入れています。
得意な業務は
- 実行ルールが決まっている業務
- 繰り返し行う業務
- 大量のデータを扱う業務
です。いわゆるルーチンワークがまさにそれにあたるでしょう。
そういった業務はロボットに任せて、人はより高度な業務に取り掛かれると良いですね。