こんにちは、ロジウムの中川です。
RPAの製品はピンからキリまで色々ありますが、高価なものが多いです。
そんな中で比較的安価に導入できるRPA製品の1つに「WinAutomation」があります。
目次
WinAutomationとは
キーボードやマウスの操作を自動化できるRPA製品の1つです。ギリシャ発だそうです。
Softomotive社が開発しており、世界で7,000社以上の導入実績があります。
とはいえ日本ではまだ知名度が低いですね。
WinAutomationの価格
価格についてはこちら。ご覧の通り、最安で499ドルから購入可能です。
購入方法はこちらをどうぞ。
これは月々の価格(サブスクリプション)ではなく、買い切りです。
WinAutomation is licensed on a per-user, per-machine basis.
1ユーザあたり、1マシンあたりの価格になります。
※上記は最新版であるver8.xの場合です。
この価格なら現場部門でも購入しやすいですね。(こんなことを言うとIT部門から「野良ロボットが増える!」と怒られそうですが)
最安のBasic Editionは499ドルですが、このEditionだとレコード機能(操作を記録する機能)やスケジュール機能などが使えず、またこの後に説明するexeファイルの生成もBasic Editionではできません。
本格的に開発・管理するのであればProfessional Edition以上が良いのではないでしょうか。
実際にWinAutomationを使ってみて
英語表記なので簡単な英語が読めれば使うのは難しくありません。(現時点で日本語化はできないようです)
実際に30日間のTrial版があったので使ってみたところ、大して苦労せず自動化を実現することができました。
ビデオチュートリアルが用意されており、また最初からサンプルプロジェクトも入っていて参考にできるため、他のRPA製品を使ったことがある人ならあまり新しいことを覚えずとも使いこなせると思います。
強いて言えば変数の扱いが特徴的でしょうか。
他のRPA製品でもあるWebやデスクトップアプリケーションのレコード機能、セレクタ抽出に関する機能、OCR機能などは備えていますし、スケジュール機能、トリガーの機能も充実しています。
ただサーバでの管理機能(UiPathでいうところのUiPath Orchestrator)はないようなので、RDAと言った方が近いかもしれません。
WinAutomationでexeファイルを作る
Professional Edition以上だとexeファイル(Windowsの実行形式ファイル)を作成することができます。
つまり作成したexeファイルを他のPCに配置することで、WinAutomationをインストールすることなく処理を自動化することができます。
ですが、exeファイルを配置するPCには”token”が必要です。
この”token”を入手するにはどうすれば良いのかというと、購入する必要があります。
購入たって・・どこで?どうやって??と調べても詳細が分からなかったので、Softomotive社に問い合わせてみました。
で、その回答がこちら↓。
WinAutomation is currently running on its version 8 and from this version 8 onwards, we have discontinued tokens per EXE. You can only purchase tokens per machine where in you can execute unlimited EXE files. One token is consumed by one machine (ID).
The cost of token per machine is 399 USD per machine.
Please keep in mind that you need to have WinAutomation 8 Pro or WinAutomation8 Pro Plus licenses to create EXE which shall executed in a machine where “Token per machine” installed.
超訳すると・・・
WinAutomationの現行バージョンは8で、EXEごとのtokenはもうやってないんだ。
EXEファイルごとではなくマシンごとにtokenを購入すればいいよ。
1台のマシン(ID)ごとに1つのtokenが必要なんだ。
このマシンごとのtokenは399USD。
“マシンごとのtoken”がインストールされたマシンで実行できるEXEファイルを作成するには、WinAutomation8のProかPro Plusのライセンスが必要なことを忘れないでくれ!
※突然インド?のSales Consaltantから電話が掛かってきて英語で説明されたけどチンプンカンプンで、メールで再度説明してもらいました^^;
WinAutomationについて価格や使い方などもっと知りたいときはロジウム株式会社までお問い合わせください!