こんにちは、ロジウムの中川です。
今日はRPAの御三家の1つ、UiPathのCommunity Editionのライセンスについて見直す機会があったので整理しておきます。
UiPath Community EditionのLicense Agreementにはこうあります。
「2. PERMITTED USE AND LICENSEES」より、
If you are legal entity (which is not an Enterprise), up to 5 of your individual users can use the Studio on up to 2 machines each individual user. Orchestrator will only be used for evaluation and training purposes.
ここでいう”Enterprise”の定義は↓です。
“Enterprise” means any organization together with its affiliates (as defined by applicable law) who collectively have either (a) more than 250 machines (physical or virtual) or users or (b) more than one million US dollars (or the equivalent in other currencies) in annual revenues;
つまり、
(a)(物理/仮想問わず)250台より多くの端末かユーザを有する
または
(b)年間100万米ドル(または他の通貨のそれと同等額)の売上がある
企業・団体が当てはまるという意味のようです。
企業は有償版しか使えないと思い込んでいましたが、”Enterprise”ではないケースではCommunity Editionの使用の検討の余地もありそうです。
※解釈が誤っている、または規約が変更される場合があるため、必ずこちらで確認するようにしてください。
2018年7月24日追記
Community Editionについて、UiPath本体のこちらのサイトには次のように書いてあります。
Fully featured, extensible and FREE to use in academia, nonprofits and small businesses with an annual turnover of less than $1 million.
また日本法人のこちらのサイトには次のように書いてあります。
「個人・小規模事業者向けの無償製品」
***小規模事業者様とは、下記3つの全てに該当する必要がございます。
1)保有マシンが250台以下
2)従業員数が250名以下
3)年間売上高が100万ドル(に相当する日本円)以下
上のサイトにはnonprofitsも対象に含まれていますが、下のサイトでは含まれていません。
これについてUiPath社に問い合わせて確認したところ、要約すると次のような回答をいただきました。
すべての非営利団体様が無償で使えるというわけではなく、社内で判断させていただいた上で利用の可否を回答する。
なお、公益財団法人/公益社団法人はトライアル版または有償ライセンスを利用しなくてはならない。
UiPath Community Editionが使えないときは安価に導入できる「WinAutomation」を検討してみても良いかもしれませんね。